リフォームの知恵袋
リビング(その2)
|
「リビング」の採光からの続きです。
夜になれば室内の明かりは照明に頼らなければなりませんが、主照明だけの採
光では、作業や読み物をする手元の明るさが十分得られない場合があります。
手元でほしい明るさで室内全体を照らしてしまうと、明るすぎて雰囲気を損なった
バランスの悪い部屋になってしまいます。
スタンドやダウンライトなどの補助照明を取り入れて、必要な場所に光を補うよう
にすれば、それ以外のところと明かりの強弱のバランスで奥行き感が出来て、部屋
全体に濃淡のある光に包まれるような、ゆったりとした快適な空間が得られます。
この部屋でテレビを楽しむときに、外の景色が画面に映ったりしている場合があります。テレビ画面には、外の光りや照明の明かりが、映らないように注意をしなければいけません。窓からの光や照明の明かりが映り込んで、映像が見難いような状態が長く続くと、目に悪影響を与えることから注意が必要です。
余裕がある間取りの住宅では、来訪者が来たときのための応接間と言うスペースを別に計画する場合がありますが、「リビングルーム」は、その応接間と家族団らんの部屋という兼ね合わせた機能があります。広くゆったりとした空間を演出する為に、リビングとダイニング、キッチンを別々に仕切らず一つの空間として提案をすることも多くなっています。
ゆったりとリラックスできる広めのリビングは、外から持ち込んだストレスを癒してくれますが、狭すぎたり、モノが雑然と置かれて居心地の悪い場合は、そこの住む人のそのイライラやモヤモヤしたストレスを癒すことが出来ずに、しまいには健康を害してしまうことになるかもしれません。出来れば少しでも整頓された広めのリビングを確保したいものです。
そこで次に大事なのが、この部屋の収納をどう配置するかです。
収納棚は、放っておくとあちこちに散らばりがちな生活雑貨を、必要なときにすぐ出せるようにしまうところです。部屋にモノを出しっぱなしにしない努力とモノを増やさずに、必要最小限にすることを心掛けて、この収納棚に片付けてしまうことが、この部屋の景観をスッキリとした空間にするのです。
ピアノがこの部屋に、我が物顔に置かれているケースも多いですね。
ピアノは、音楽家の部屋は別として、スペース的に邪魔もの扱いにされていることが多いのですが、せっかくの思い出が詰まっているものなのですから、何とか部屋になじませるよう工夫をしたいですね。
また、仕方が無い場合は、他の部屋に移動させることを考えても良いのでは・・・。
それとも、部屋の広い空間確保を、優先する為に思い切って処分してしまいますか・・・。
この部屋のプランするときに、来客のときのコミュニケーションの都合や使い勝手に合わせて、可動式の間仕切り壁やハッチ式の収納家具などで、仕切ったり、逆にオープンなコミュニケーションをはかるために、キッチンカウンターを部屋の中に置くアイランド型のスタイルをとったりする家庭もあります。珍しいケースではリビングの端にジャグジーバスを据え付けたという例もあります。
家族や来客とのコミュニケーションを図るために、この部屋のオリジナリティを出す方法はまだまだたくさん考えられます。「リビング」をひとつの用途に限定せず、他の部屋との関連で使い勝手を考えて、それぞれの家庭の、どんな都合のための、どんな使い勝手に応じるか、その目的をどう限定するかは、この部屋をプランニングするときの大事な要素となるので、真剣に考えなければならないことです。人々がうらやむようなプランの着想が出来たら教えてください。一緒に楽しんでみたいです。
