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ニッポン住宅JAF 社長ブログ

2015年7月23日 木曜日

絨毯・畳の再評価




近年の一般住宅の床仕上げは、新築・建替、リフォーム
工事いずれもフローリング(木製床材)が好まれ、使用
されるケースが多いようです。


インテリアの調和を考える上で、色調を統一させるのに
都合が良いためか、お施主の要望としても「床はフロー
リングに」
と指定される例が多いです。


しかし最近では、数は少ないですが「床は絨毯仕様にし
たい」
と言うお客様が出てくるようになりました。
理由を考えるに、住居内の通気と換気が改善されてきて
いるせいではないかと思います。


絨毯は、アトピーや喘息などのアレルギー体質の方には
目の敵にされていますが、その判断は半分以上間違って
います。


絨毯を嫌うイメージに関しては、もしかしたら、絨毯の
生活に不慣れな事や、お手持ちの掃除機の吸引力が性能
が弱かったせいもあったかもしれませんが、それはさて
おきまして。


絨毯の普及が後退して木質フローリングが優位になった
発端は、1955年に発足した日本住宅公団(2004
年、都市再生機構に改組)が建てた公団住宅・・・いわゆる、
「団地」と呼ばれた建物から、困った風評が広がったのです。


鉄製建具に代わりアルミ建具が普及し、ただでさえ室内の密
閉性が増したというのに、トイレにも浴室にも換気扇が付い
てなかった(!)のです。


それらの建物は、通気と換気を余りにも考えに入れていませ
んでした。日本列島が右肩上がりで景気がどんどん良くなっ
ていく時代で、共稼ぎも多くなり、そのため留守がちの部屋
は密閉状態で、湿気の含んだ空気の逃げ場がなく、絨毯はも
ちろん畳もカビとダニの温床になり、アトピーの関連も問わ
れて悪者の代表にされてしまいました。


近年では、珪藻土(けいそうど)を壁仕上げの素材として
塗る方法があります。
珪藻土は、ビニールクロスやプリント合板の壁と違い、
吸湿性に優れており、部屋の中は快適になります。


しかし換気と吸気のシステムが整っていなければ、いずれは
その機能は働かなくなります。何はともあれ、先ず基本とし
て住居全般の吸気と換気に充分に気を配ったものにしまし
ょう。


絨毯や畳は、木質フローリングより格段に吸湿性に優れた素
材です。住環境が整っていれば、絨毯や畳はもちろん、他の
テキスタイルも、十分住宅に取り込むことが出来ます。


木質フローリングは、一日放っておくとホコリだまりが出来
てしまいますが、絨毯などそれらの素材は1日~2日位はホ
コリをグリップしておいてくれます。


部屋の意匠性を考える事ももちろん重要ですが、住環境・機
能面を考慮するための材料として、今一度絨毯や畳を、室内
のインテリア素材として見直してみては如何でしょうか?




最後まで読んで頂き、どうもありがとうございます。
皆様のご意見を、うかがえれば、大変嬉しいです。
戸谷奉公のEメール・・・tomo@nj-jaf.com


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投稿者 ニッポン住宅JAF